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大宅壮一文庫 Bookeye4V3

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公益財団法人大宅壮一文庫は、評論家・大宅壮一(1900-1970)氏の雑誌コレクションを引き継ぎ1971年に設立された日本で初めての雑誌図書館です。集められた書籍は「蔵書は多くの人が共有して利用できるものにしたい」という大宅氏の遺志を引き継ぎ一般に開放されました。

また、大宅氏は「本は読むものでなく、引くもの」と言われ、雑誌の索引をシステム化した「大宅式分類法」を確立し蔵書の索引・データーベースを作成しました。索引は現在も専門のスタッフによって日々追加されており、総索引数732万件・年11万件づつ追加(2023年7月現在)と膨大な量になっています。この索引はWeb検索システム「Web OYA-bunko」に実装され記事を探す利用者の利便性に大きく貢献しています。

図書館に収集された書籍は明治期以降150年約80万冊と膨大な量になりますが、「雑誌」とうい本の特性から紙質や製本など、保存・閲覧にとって良くない状態のものが多く含まれます。

今回導入いただきました、ドイツImageAccess社のBookeye4 V3はA3 x 150%の領域を上向きに撮影し120°/180°のブッククレイドルで古書・貴重書に負担の少ないスキャンを実現しますので、目的の記事にたどり着いた利用者の方から求められる複写サービスの品質向上と、書籍への負担軽減という背反する課題を解決することができました。

図書館ではBookeyeというデジタル化ツールを得たことで、複写データのメール添付送信や蔵書のデジタル化といった「未来の大宅壮一文庫」を模索することになります。

大宅壮一文庫HPはこちらから…

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Bookeye4 V3 ユニバーサル・ビジネス・テクノロジー寄贈

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